旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

ガルマン・ガミラス帝国側登場人物の考察(ヤマトⅢ)

ヤマトⅢにおけるガルマン・ガミラスの諸将は名前こそ大量に登場したが、実際の所あまりよくわからない感じだった。だから、検証・考察しよう。 なお、ガイデルや一部技術系の人間以外は全員が将軍と呼ばれているため――彼らの階級やらに関して厳密なことは全…

ヤマトⅢ 地球側登場人物の考察

久々のテレビシリーズであるヤマトⅢでは地球側でも懐かしい面々の他に、新たな登場人物も多数現れ結構なボリュームを成す。 なお、今期から軍人や公職者の被る帽子の顎紐が腰(俗にいう鉢巻)と同じ色に変更された模様。今までは黄色で目立ったが、今回から…

ボラー連邦側人物の考察(ヤマトⅢ)

回を重ねて来たヤマトⅢの考察或いは解説、今回は対象を人物に絞りたいと思う。つまりボラー連邦陣営の面々である。 ボラー連邦―― 国家元首(或いは最高指導者) 氏名:ベムラーゼ(Bemlayzé/Bolar Prime Minister Bemlayze) 年齢:不明(中年と推測) 階級/…

戦闘考察Ⅵ シャルバート上空戦~太陽前面域決戦

ヤマトⅢ、シリーズの佳境であるシャルバート到達から太陽系帰還にかけてのエピソード。それは佳境に相応しく幾多の熾烈な戦いに彩られていた。 長かったヤマトⅢ戦闘考察、今回でようやくの区切りです。 シャルバート上空奇襲戦 ガルマン・ガミラス帝国側参加…

戦闘考察Ⅴ スカラゲック海峡星団決戦 ――勇敢なるグスタフ中将――

第22話ラスト、グスタフ中将率いる北部方面艦隊によって惑星ファンタムは抹殺された。衝撃を受け、抗議する古代だが彼の理論はガルマン・ガミラスには通用しない。 しかして、古代たちは足踏みをしている場合では無かった。人類が移住できる惑星を探さなけれ…

戦闘考察Ⅳ デスラー帝国危機一髪~巡礼者遭遇(ヤマトⅢ)

シャルバート信者という強烈な伏兵に苦しんだ本星防衛線、巡礼者に構った結果うっかりハーキンスの襲撃を受ける。ダブルでシャルバート信者に苛まれて、それでも共感してしまうヤマトクルーの‟振り子メンタル”には辟易するが―― 少なくともガルマン・ガミラス…

戦闘考察4+1/2 バース辺りの戦闘(ヤマトⅢ)――卑怯者め byグレムト・ゲール――

バース星周辺では極めて卑怯卑劣な戦闘ばかりが繰り広げられた。 といっても2つしか戦闘は起きていないが――中でもあのガルマン・スピッツ(本人談)の戦闘はまさにゲール君が2199で述べていた「卑怯者」の戦闘。オリジナルらしく、2199のあのギロロヴォルフ…

戦闘考察Ⅲ 白鳥座域決戦(ヤマトⅢ)

アルファ星第4惑星から白鳥座にかけての宙域はヤマトとダゴンが血みどろの戦いを繰り広げた舞台である。ストーリーのボリュームも何と5話も費やしている。 その割には中身のない戦いだが――考察しよう、パート2。 白鳥座域決戦・ロス第154惑星域戦 ガルマン・…

戦闘考察Ⅱ アルファケンタウリ周辺域(ヤマトⅢ)

アルファ星第4惑星から白鳥座にかけての宙域はヤマトとダゴンが血みどろの戦いを繰り広げた舞台である。話のボリュームも何と5話も費やしている。 その割には中身のない戦いだが――考察しよう。 アルファ星第4惑星奇襲戦 ガルマン・ガミラス帝国側参加部隊:…

戦闘考察Ⅰ 第11番惑星境界面戦(ヤマトⅢ)

偶然太陽系にワープアウトしたラジェンドラ号。そこへ通りがかったヤマトが退去を勧告するが、大破したラジェンドラ号にはそれだけの能力すら失われていたのである。そこでヤマトは防衛司令部と相談の結果、ラジェンドラ号を海王星ドックへ回航させ人道支援…

戦闘考察S バース星守備艦隊VS第18機甲師団艦隊

ヤマトⅢの冒頭は全く地球が関係なかった。地球の預かり知らぬところで大規模な総力戦が繰り広げられていたのである。 その中で天の川銀河の命運を左右する一戦――後に地球に関わることとなるバース星を巡った大決戦が発生していたのだ。 第一会戦(ペルセウス…

ストーリー考察XⅣ 太陽系帰還――ラストエピソード――

ハイドロコスモジェン砲を受領したヤマトは一路、亜空間ゲートを通って太陽系へ急ぐ。地球人類には、もはや時間がない。急げヤマト。 第25話、ラストエピソードである。 亜空間を通り高速航行、太陽系へと帰還したヤマト。防衛司令部へと通信を入れると、藤…

ストーリー考察Ⅹlll シャルバート星到達――さらばルダ王女――

スカラゲック海峡星団域で激闘を演じたヤマト。 激戦を切り抜けたものの、地球人類を救う見込みはない――しかし、ルダ王女はシャルバートへの道を示してくれた。この一縷の望みに、ヤマトは賭ける。第24話の話である。 あらすじは―― 星に偽装した亜空間ゲート…

ストーリー考察Ⅻ 激戦! スカラゲック海峡星団

第23話――ルダ王女を迎え入れ、あれから2か月。探査予定最後の星、スカラゲック海峡星団β星に到達したヤマト。 しかし、この星は酸素含有量が少ない上に嵐が頻発しており、どうにも住めそうにない。ヤマトのモニターに映し出されるβ星の荒漠たる地表。真田さ…

ストーリー考察Ⅺ 惑星ファンタム ルダ王女と揚羽と時々土門

第20話から第22話に及ぶ大ボリュームを擁するのが惑星ファンタムにおける一連のエピソードである。 大まかに分けると第20話=惑星ファンタム到達と探査開始に超常現象の頻発、第21話=ヘルマイヤー少佐の登場と、惑星ファンタムの正体の判明、第22話=土門・…

ストーリー考察Ⅹ 巡礼船との遭遇

太陽制御失敗を目撃した古代ら。そのお詫びにと、総統はヤマトにガルマン・ガミラスの周辺域にあった惑星ファンタムの情報を渡す。 惑星ファンタム、未知の惑星へとヤマトは旅立った――第18話ラストの話である。 そこから話は飛んで翌第19話――冒頭のヤマト艦…

ストーリー考察Ⅸ 太陽制御失敗――壮烈・フラウスキー少佐の死!――

黒田博士の残念な太陽冷却計画に比べ、フラウスキー少佐の太陽制御計画は素人目に見てもかなり筋の通った内容だったはず。しかし、失敗してしまった。 ご都合主義というか、ストーリー展開上は当然ここで失敗しなければならないのだが、それを言ったらおしま…

ストーリー考察Ⅷ ガルマン・ガミラス本星――ヤマトの問題児たち――

第15話でハゲガイデルにとっ捕まったヤマト。 艦内はお通夜状態、意気消沈。ところが、ガイデルやフラーケンが自信満々でヤマト捕獲をデスラー総統に報告した所――「いつ私がヤマトを襲えといった!」と総統は激怒。手にしていたグラスは床に叩きつけられてし…

ストーリー考察Ⅶ ――指揮系統の混乱と卑怯・卑劣な異次元の罠――

第14話――安直なヒューマニズムでバース星を見事に滅ぼした宇宙戦艦ヤマト。彼らの背後にあの卑怯なキザ野郎が迫る。 古代君が不意に土門に艦橋勤務を命じ、戦闘を監督させた時から意味不明かつ非合理的なストーリー展開が始まるのであるが―― その前に、戦闘…

ストーリー考察Ⅵ バース星到達、ボラー連邦との遭遇

第10話の団船長のエピソードは、地球連邦政府の危機管理能力の欠如を表すエピソードである。また、ヤマトシリーズ史上度々見受けられる古代君の使命感の強さが仇になったエピソードでもある。 そもそも論として、敵対勢力が存在し得る広大な宇宙を考えれば地…

ストーリー考察Ⅴ 山上一家、バーナード星の悲劇

ヤマトⅢは乗組員の成長も描こうとしていたといわれる(単なる又聞き、未確認情報)。故に銀河系大戦の推移から言えば、枝葉といって差し支えないエピソードが度々差し挟まれていた。 バーナード星での一件も同じだろう。 第8話、バーナード星の山上一家個人的…

ストーリー考察Ⅳ バーの一件、懲罰案件

ヤマトⅢは乗組員の成長も描こうとしていたといわれる(単なる又聞き、未確認情報)。故に銀河系大戦の推移から言えば、枝葉といって差し支えないエピソードが度々差し挟まれていた。 例えば第3話の南十字島の相原君と昌子さんとの出会いと危うくの逃避行。総統…

ストーリー考察Ⅲ ヤマト名物・派閥闘争

ヤマト名物はいくつかある。例えば誘爆、時間軸のすっ飛ばし、数値の明らかなズレ。そして忘れてはならないのが、必ず起きる派閥闘争である。 ヤマトⅢ、第2話の話である。 以前の闘争 ガミラス戦役においては、これは反乱という形で起きてしまった。つまり、…

ストーリー考察Ⅱ 銀河系大戦拡大・地球に迫る戦火

ひたすら「ダゴンめやりやがったな!」という展開が続くのが第2話以降の話。ダゴンがやらなくていい事をやり、やるべき事を散々後回しにした結果、彼の部下を含めた全員が重大な迷惑をこうむる。 あのケツ割れ、迷惑至極な奴である。 降って湧いたように発生…

ストーリ-考察Ⅰ-2 太陽観光船遭難――破滅的事故――

ヤマトⅢを構成する重要な出来事、それが太陽観光船の遭難である。 重大事故 23世紀初頭、地球人類は何と民間旅行で太陽の間近まで到達できるに至った。太陽観光船は宇宙港を飛び立ち、水星の近傍空間で舷窓に広がる宇宙の脅威を観察できるのである。 しかし…

ストーリー考察Ⅰ 地球連邦政府の隠蔽と不可解人事

天の川銀河は局部銀河群に属する直径10万光年、厚さ1000光年を誇る棒渦巻銀河である。地球の属する太陽系はオリオン腕の辺境域に位置し、よって地球から見える夜空はこの天の川銀河の美しい側面図である。 我らが母星・地球。太陽系は持ちろん、地球は天の川…

ストーリー考察S 銀河系大戦――物語の始まる前の話――

考えてみればヤマトⅢは端っからおかしな話が満載だ。だって、天の川銀河に何十年も前から大国が栄え、そして相争っていたのに全く地球は知らなかったのだ……。今まで様々な外敵と戦い、一時は拡大傾向にさえあった地球が全く外交関係を周辺国と結ぶことすらせ…

地球連邦装備品 星間移民船とその計画(ヤマトⅢ)

星間移民船はヤマト史上2度計画されて内、1度は途中まで使用。続旧作で1度実際、本格的な運用をなされた。しかし性能緒元がイマイチ示されず、その内容は不明である。今回はこの移民船をざっくり考察したいと思う。 が、その前に地球の総人口の想定をしてお…

ボラー連邦兵器群 艦載機/警戒衛星/氷上戦車(緒元不明なため、全部ざっくり解説)

ボラー連邦でも戦闘機であるとか戦車であるとかを運用していた。 戦闘機は恐らく特殊兵装の一部であろうと、その塗装が旗艦級戦艦と同様の赤色で塗装されていることからうかがえる。一方で青い車体の氷上戦車や上陸舟艇は通常兵器の類なのだろうと推測できる…

銀河系大戦(ヤマトⅢ)参加部隊 地球――領土防衛――

銀河系大戦に登場した地球防衛軍の部隊は新惑星探査計画の配属艦だけではない。他にもいくつかの部隊がそれぞれの職務において画面に登場した。 地球防衛軍教練群 陣容:不明(指揮監督艦、補給基地、観測基地、標的小惑星多数) 活動域:アステロイドベルト…