旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

ガトランティス戦役

こいつぁすげぇエピソードTOP5(さらば/ヤマト2編)

前回はガトランティス戦役のダメな部分をTOP5として取り上げた。今回は、こいつぁすげぇやというエピソードを同じようにTOP5形式で取り上げたいと思う。 こいつぁすげぇエピソードTOP5 第5位:超巨大空母の甲板回転シーン 登場エピソード:さらば ノミネート…

それはやべぇだろエピソードTOP5(さらば/ヤマト2編)

宇宙戦艦ヤマトには「そんなのアリかよ」とか「それはねぇだろ」と言うようなエピソードが多数ある。大半は説明が可能だが、さすがに呆れてモノが言えないエピソードもいくつかある。これに触れないのはご都合主義にもほどがある為、避けて通らないようにし…

大帝星ガトランティスの考察 敗戦後の予想

ガトランティスのその後は推測するのは簡単である。似たような体制の国家の末路や、ガトランティスの性質を考慮すれば、一つには絞れないだろうがいくつかの可能性は提案できる。 以前にも軽くは触れたが、これを深く考察してみたいと思う。 国家が消滅した…

ガトランティス戦役 ストーリー展開の総括

これまで様々にさらばやヤマト2を考察してきた。ストーリーであるとか、戦闘、或いはいくつかの事象についてを取り上げ、時に簡単に結末をつけ或いは、時に無理筋に説明を付けて来た。 一通りの考察を終えたところで全体を俯瞰する形で、今までの考察を踏ま…

戦闘考察XV・ガトランティス艦隊、勝つ術や如何に(さらば/ヤマト2)

如何にすれば勝てたか。これは史実だろうがアニメだろうが関係なしに、考えてしまうIFである。どうにかして勝てる方法を考えることで、反対にどうやっても勝てない部分というものも見えてくる。 そして何より楽しい。 戦術の修正 考察1:コスモダート・ナス…

ストーリー考察Ⅻ・第6遊動機動隊の行方(さらば)

さらばにおいて登場し、ほとんど壊滅状態で地球に降伏勧告の使者として現れたバルゼーの第6遊動機動隊。結局、彼らはいつの間にかフェードアウトした。 彼らはどこに行ったのか、どうなったのか。 合理的な推測、説明を加えたい。 行方の可能性 1、敗北。 都…

ストーリー考察Ⅺ・ズォーダー幕僚部のフェードアウト(さらば)

なぜ、サーベラーをはじめとした幕僚部は超巨大戦艦では顔を見せなかったのか。ヤマト2では叱責を食らい、三振法でアウトと明確に乗り込みを拒否され、恐らく都市帝国の崩壊とともにその命脈は立たれたであろう。 だが、さらばでは全く明確な描写がない。た…

ストーリ考察Ⅹ・ガトランティスの攻撃鈍化、その理由(さらば/ヤマト2)

特撮物でありがちな展開だが、このヤマトでも判然としない攻撃の空白が存在する。 普通なら、雰囲気としてスルーするところである。だが、それではこのブログの趣旨には合わない。スルーしてしまったままでは、リメイク作のアレな部分も指摘できなくなるため…

ストーリ考察Ⅸ・地球降伏―本土戦力―

なぜ、本土戦力が一切なくヤマトだけが都市帝国と戦ったのか。確かに、合理性は大してない。無論、巨大戦力が地球に存在している必要性は当然薄いが、しかし全く存在していないというのはおかしな話である。 何とか説明を付けたい。 まず、ヤマトだけが戦っ…

戦闘考察XIII・ガミラス最終戦(ヤマト2編)

ガミラス最終戦はデスラー総統とヤマトの最後の戦闘だ。 新生ガミラス建設のための通過儀礼としてヤマト撃滅を狙う執念の総統と、何としても地球を守る為にこれを突破しなければならない決意のヤマト。 まさに、死闘である。 ガトランティス側参加部隊:ガミ…

ストーリー考察Ⅷ・白色彗星緊急ワープ

白色彗星は旧作シリーズにおいてさらばとヤマト2それぞれ、1回の緊急ワープを行っている。 さらばにおいては、土星決戦で無様な戦いをして敗北したバルゼーに代わり、地球う艦隊を踏みつぶすために前進。 ヤマト2・第21話においては、土星決戦で優勢のバル…

戦闘考察Ⅻ・土星圏総力戦③――白色彗星迎撃――

土星圏総力戦の最終段階たる白色彗星迎撃戦。バルゼー艦隊を打ち破った土方艦隊は、緊急的に表れた白色彗星に対し、残存戦力の全てを投入し。決死の迎撃を試みたのである。 ガトランティス側参加部隊:ガトランティス本隊 戦力:都市帝国 指揮官:ズォーダー…

戦闘考察Ⅺ・土星圏総力戦②――タイタン前面域決戦――

タイタン前面域決戦は土星決戦の佳境である。文字通りの決戦であり、勅命を受け白色彗星の前衛を務めるバルゼー艦隊と、地球の存亡をかけて迎撃を試みる土方艦隊の最初で最後の戦闘。 双方が総力を挙げて激突した屈指の激戦であり、ヤマト史上最高の戦闘の事…

戦闘考察Ⅹ・土星圏総力戦①――フェーベ沖航空戦――

フェーベ沖航空戦は土星圏総力戦の緒戦である。ヤマト史上唯一の航空戦力を中心とした艦隊戦であり、地球艦隊がイニシアチブを握るべく能動的に攻撃を仕掛けた数少ない戦闘の一つともいえる。 そして何より、決して負けられない戦いであった。ここで負ければ…

戦闘考察Ⅸ・第二次第11番惑星戦

第二次第11番惑星戦はテレザートより帰還途中にあったヤマトが偶発的にガトランティスの占領域に侵入した事により始まる戦闘である。 ガトランティス側参加部隊:第11番惑星兵站補給基地、第25戦闘艦隊 戦力:補給基地ミサイル陣地、大戦艦複数隻、駆逐艦複…

ストーリー考察Ⅶ・土方プランの追認

なぜ、第18話におけるあの土方総司令の無茶な配置転換が追認されたのか。 その合理的な説明を試みる。 結論、防衛会議の自己保身。 いつもの防衛会議批判です。 理由は簡単だ。まず、白色彗星の初観測時に防衛会議はどんな話をしたのか、思い出して欲しい。 …

戦闘考察Ⅷ・テレザート陸上戦(ヤマト2)

テレザート陸上戦は、幾度か行われたテレザート接近戦の後に発生した陸上戦である。また、ヤマト史上ほとんど唯一の地上戦でもある。 ガトランティス側参加部隊:突撃格闘兵団ヘルサーバー 戦力:一個機甲師団 指揮官:ザバイバル将軍 地球側参加部隊:旧第1…

戦闘考察Ⅶ・テレザート接近戦

テレザート接近戦(第一次~第五次) テレザート接近戦は5つほどの場面をもって構成されるヤマト対ガトランティス・ガミラスの戦闘の総称である。絶対にメッセージの発信源であるテレザートに到達せんとするヤマトと、これを阻止すべく出来得る限りの方策を…

戦闘考察Ⅵ・第一次第11番惑星戦(ヤマト2)

第一次第11番惑星戦はヤマトにとっては偶発的な出来事であった。 司令部の追跡を振り切り発進したヤマトは一路テレザートへ向かうが、それと同じころ――ナスカ率いる偵察陽動艦隊は任務を偵察から前進基地建設へと転換、第11番惑星へ攻撃を敢行。これに対し全…

戦闘考察Ⅴ・ヤマト出撃阻止(ヤマト2)

ヤマトを阻止するための一連の戦闘は非常にもっさりしたスピード感で行われた。古代をはじめとしたヤマトクルーの行動が反乱であるのか、反乱であった場合は一体誰に反旗を翻したのか。これは評価・判断の分かれるところである。 ちなみにヤマトが発進したの…

戦闘考察Ⅵ・ガトランティス戦役最初期戦(ヤマト2)

太陽系外縁部遭遇戦 これはヤマト2のオープニングを飾る戦闘である。そして、あのガミラスをたった一隻で破ったあのヤマトが非常に残念な体たらくを晒す。これが地球防衛軍の体質や今後のストーリーを暗示する、物語の上では非常に意味のある戦闘である。 ガ…

ストーリー考察Ⅵ・ガトランティス対ガミラス――政治闘争――

ヤマト2。なぜサーベラーは総統を追い落とそうとしたのか。女の嫉妬か、彗星帝国執政の一人としての義務か。総統への不満を持っていたのは、どうやらサーベラーだけではないらしい。 出来るだけ真面目に、深く考察してみたい。と、その前に彼女の行動をざっ…

戦闘考察Ⅴ・月軌道地球防衛戦(さらば編)

地球艦隊を飲み込んだ後、白色彗星は太陽系を直進。地球前面にて停止――降伏を勧告する。猶予は1時間であったが、回答が出来るはずもなく白色彗星は前進。 そこへヤマトが現れ、地球を守る最後の決戦を行う。 ガトランティス側参加部隊:大帝星ガトランティス…

戦闘考察Ⅳ・土星決戦~白色彗星迎撃(さらば編)

土星決戦とは読んで字のごとく、土星圏で行われたガトランティス艦隊と地球艦隊の決戦である。ガトランティス側は精鋭の第6遊動機動隊を、地球側は全地球艦隊を結集し、正面切っての戦闘を行った。 ガトランティス側参加部隊:第6遊動機動隊、大帝星ガトラン…

ストーリー考察Ⅴ・ガミラス人の環境順化

ガミラス人の特徴の一つは、放射線源の存在しない空間では生存できない事だ。 無論、短時間なら問題ないのだろう。運動のような事をしなければ問題ないのだろう。だが、基本的には放射線源の無い空間では生存できない。 だからこそ、遊星爆弾で地球をガミラ…

戦闘戦闘考察Ⅲ・ガミラス最終戦(さらば編)

いうなればガミラス最終戦は、ヤマトが白色彗星と戦う直前に起こったことである。奇跡的に生きていたデスラー総統がガミラス再建のための一種の通過儀礼としてヤマトを急襲。これにヤマトが応戦したことにより始まる。 ガトランティス側参加部隊: ガミラス…

戦闘考察Ⅱ・テレザート解放戦(さらば編)

さらば宇宙戦艦ヤマトの中盤における山場、テレザート解放戦。テレサのメッセージを受け、白色彗星の秘密を探るべくテレザートへ向かったヤマト。これに対しガトランティスは同惑星の守備を司るゴーランド、ザバイバル両将に警報をはする。 これによってゴー…

ストーリー考察Ⅳ・ガミラス亡命政権

ヤマト第一作で壊滅したガミラス帝国。 しかし、大小マゼラン雲を掌握しておきながら立った一隻の戦艦によって壊滅したというのは解せない。確かに、本土決戦に敗北した以上、それまでのガミラス帝国が存続できるはずもないが、しかし完全に消滅してしまうと…

戦闘考察Ⅰ・第11番惑星前面域戦(さらば編)

さらば宇宙戦艦ヤマトにおいて最初の戦闘は第11番惑星に置けるものである。 残念ながら、ヤマト到着時においてすでに戦闘が終了しており、その仔細は全く不明である。そのため、全てを妄想推測する他ない。 なお、名称は私が勝手に考えた。 第11番惑星前面域…

ガトランティス・ガミラス共同戦線――その成否

ガミラスとガトランティスの共同戦線構築は両者の将兵同士の軋轢によって失敗してしまった。その経過を考察し、仮にがっちりとスクラムを組んだ場合の予想される成果も含めて一つの考え方を明らかにしてみたいと思う。 ガトランティス・ガミラス共同戦線 ガ…