旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

戦闘考察Ⅶ・テレザート接近戦

 

 

 テレザート接近戦(第一次~第五次)

 テレザート接近戦は5つほどの場面をもって構成されるヤマト対ガトランティスガミラスの戦闘の総称である。絶対にメッセージの発信源であるテレザートに到達せんとするヤマトと、これを阻止すべく出来得る限りの方策を投入するガトランティスの攻防。


 ガトランティス側参加部隊:ガミラス残存艦隊、ミサイル艦隊、デスタール支隊
 戦力:戦艦複数(旗艦・デスラー艦)、戦闘空母(ガミラス艦隊)、3段空母複数(ガミラス艦隊)、クルーザー複数(ガミラス艦隊)、デストロイヤー多数(ガミラス艦隊)、ミサイル艦30隻以上(ガトランティス艦隊)
 指揮官:デスラー総統ゴーランド提督、デスタール隊長


 地球側参加部隊:ヤマト
 戦力:ヤマト
 指揮官:古代進

 

 戦闘経緯・経過概略
 テレザート星域における一連の戦闘は複数の場面によって構成される。基本的にはガトランティスガミラスの同盟艦隊によるヤマト迎撃であり、周辺域の地形を利用した非常に知的な戦闘が多かった。

 他方でヤマト側も真田技師長の力量が全力で発揮され、これによりガトランティス側は決定打を放つことがほとんど不可能となる。また、ガミラスとの不和によりガトランティスは事実上の単独戦闘を行わなければならなかった。


 全体の意義
 テレサの解放、テレサの懐柔成功。これは完全にガトランティスにとっては負け戦でしかも致命的。何より、テレサを本気にさせたことがガトランティスにとっては最悪だった。
 つまるところ、意外にも、サーベラーの判断の方が実は妥当だったりする珍しいパターン。島君に惚れた女の意地で我らガトランティスは彗星帝国の進路を物理的に変更させるという荒業をやってのける。しかも最後の最後で……。

 やはり早々にテレサを始末しておくべきであった。

 

 ガトランティス側損害:ガミラス艦隊複数隻大破ないし喪失ミサイル艦隊全艦喪失
 地球側損害:コスモタイガー隊複数機

 

 

 以下、各戦闘の考察に移る。

 

 

 

 宇宙乱流遭遇戦(第一次テレザート接近戦)
 ガトランティス側参加部隊:ミサイル艦隊
 戦力:ミサイル艦30隻以上
 指揮官:ゴーランド提督


 地球側参加部隊:ヤマト
 戦力:ヤマト
 指揮官:古代進

 

 戦闘経緯・経過
 第8話――ワープした先が何と宇宙気流だったというヤマトにとっては最悪な展開が発生。しかもこの気流が流れ着く先は一種の小ブラックホール的な時間断層というか次元断層=サルガッソ。泣きっ面に蜂とはまさにこのことだ。

 この乱流でゴーランド艦隊とヤマトが初会敵した。
 基本的には宇宙乱流から逃れることが戦闘の中核。しかしこれはあくまで乱流とヤマトのパワー勝負であり、ほぼ自力で脱出後――しかし、悪い事に終着点、サルガッソまで流されてしまっていた。

 ゴーランド艦隊はここぞとばかりに次元の裂け目からヤマトにミサイルを撃ち込む。他方、ヤマトはそれどころでは無く早く脱出しなければならない状況。つまり、異常な時間の先進という予期せぬ事態に見舞われていたのである。

 結局はテレサがサルガッソの裂け目の位置を知らせ、ヤマトはそこへ飛び込む。さらに迎撃に姿を見せたゴーランド艦隊をショックカノンとパルスレーザー砲を以て迎撃、これを排除した。ゴーランド艦隊も馬鹿では無い為、前衛を差し向けただけ。本人も言っての通り、いわば挨拶であったといえる

 

 

 描写の妥当性

 ワープした先が――というのはまあ、何とでも理由は付けられる

 強力な宇宙乱流であるという事はそれなりの重力であるとかを発生させているだろう。ワープという不安定な航行方式を用いた場合、物体としてヤマトが引きずられるという事もあるかもしれない。

 ましてこの乱流は終着点が次元断層だか時間断層である。いわば、常に猛烈な異次元の扉が開いている状態で、これは高エネルギーが展開されているとみて不思議はない。このエネルギーに誘引されたとしても、やはり不思議はないだろう。

 不思議はないといっても――あくまで感覚だが

 

 ゴーランド艦隊もおいそれと近づけない乱流だったかもしれない。なにせ終着点がサルガッソであり、恐らくガトランティス艦も脱出は難しい。簡単ならば普通に接近して攻撃すればいいだけで、それをしないのだから恐らく難しい。

 であるならば、ゴーランドの攻撃が手ぬるかったとしても、自艦隊の安全を確保するために接近をしないように気を付け、結果手ぬるくなったと説明付けられるだろう。

 

 本人たちが言うように、ゴーランド艦隊にとってこの戦闘は小手調べ以上のものでは無かった。それ以上の攻撃が難しかった。負け惜しみっぽいけど。

 

 

 意義
 ガトランティスにとってはヤマトの機関出力をある程度目安が付いた事が大きい。また、ミサイル攻撃は非常に限定的なレベルで行った為ヤマト側にはほとんど味方艦の能力を露呈させなかった。
 ヤマト側に関しては、大した意義はない。影響もない。

 

 ガトランティス側損害:なし
 地球側損害:なし

 

 

 

 テレザート前面域遭遇戦(第二次テレザート接近戦)
 ガトランティス側参加部隊:デスタール支隊
 戦力:ミサイル艦12隻以上
 指揮官:デスタール隊長


 地球側参加部隊:ヤマト
 戦力:ヤマト
 指揮官:古代進

 

 

 戦闘経緯・経過
 第9話――特殊工作員であるメーザーが捕虜になり、非常に早い段階で脱出に成功した事から始まる。

 彼は捕虜になった後、酒造やら拷問の山田君など、キャラの濃いヤマトクルーにもまれならがらも脱出に成功、直ちにデスタール戦隊帰投を目指す。

 ゴーランド本隊の前面に展開し警戒していたデスタール戦隊はメーザーと合流したが、しかし帰還を拒否。半ばメーザーの敵討ちとばかりにヤマトが果敢に攻撃を仕掛けた。
 破滅ミサイルの発射を許可されていないであろうデスタール戦隊には、ヤマトを阻止できるだけの破壊力はない。本人は認めなかっただろうが……。さらに言えば、ミサイル攻撃するにはデスタール戦隊は残念ながらヤマトに接近しすぎて不適格だった。故にヤマトが勝利するのは当然だったといえるだろう。

 

 描写の妥当性

 理解に苦しむ描写に関しては、単純にガトランティスの軍律の問題だろう

 捕虜になった兵士を受け入れない――まあ、結局破壊工作もなのもしなかったのだからメーザーにも問題はあろう。そんな手ぬるい彼の行動が疑われても仕方がないというのは、一つある。

 デスタールが(傍から見れば)ほとんど勝てないとわかっているのに突っ込んでいったのは、命令もなしに退けば軍律違反とされてしまいかねない、指示を仰いでいるほど余裕はない状態という二つのピンチの狭間の苦し紛れの行動と説明も出来る。場合によっては勝てるかもしれないと思っていたようにも見受けられるが……途中で気が付くだろうに、勝てないって。

 正直、これはご都合主義どうのこうのの問題ではなく――単純に馬鹿だなぁ、という話だろう。

 

 

 意義
 ガトランティスにとっては大した意義はなく、単純に前衛艦隊を失ったまで。強いて言えば破滅ミサイルの使用を決意しなければならない展開になったという認識を得た。それまで。
 地球側は、ガトランティスが人間であるという事を確認した。これはガトランティスも凡ミスをすれば陽動にも引っ掛かり得るという事の査証。決して無駄では無かった。

 


 ガトランティス側損害:デスタール支隊全滅
 地球側損害:なし

 

 

 

 大流星帯奇襲戦(第三次テレザート接近戦)
 ガトランティス側参加部隊:ミサイル艦隊
 戦力:ミサイル艦24隻以上
 指揮官:ゴーランド提督


 地球側参加部隊:ヤマト
 戦力:ヤマト
 指揮官:古代進

 

 

 戦闘経緯・経過
 第10話――テレザート近傍空間へ進出、前進するヤマトは流星帯に突入。テレザートへ接近するには、ここを通るしかないと判断したのだから、仕方がない。そしてこの流星帯を利用して“陣地”を築いていたゴーランド艦隊はミサイル攻撃を敢行、これにより戦闘が始まった。

 それ以前の段階で、デスラー総統がゴーランド艦隊の発信する妨害電波を邪魔してわざとテレザートへ接近させたりと、展開中の艦隊内で思いっきり不和が生じているという最悪の状況下であるというのがある

 また、どうもこの時のテレサのメッセージは半分はゴーランド艦隊の囮的な要素があったりするからややこしい。

 


 ゴーランド艦隊の攻撃を受けヤマトはイスカンダルへの旅路での経験を活かし、アステロイドシップ計画を再発動。これにより防護を行いながら前進する。しかし、この流星帯はエネルギーを吸着する性質を持ち、更にアステロイドリングを形成したためその流星の流れに変調を起こしてしまった。
 何とか脱出したヤマトであったが、対するゴーランド艦隊はこれを余裕を持って迎撃。戦闘隊形F-Zを展開、破滅ミサイルを発射しヤマトを完全に捉えた。

 ところが、ヤマトは波動砲を急速充填に成功――予期しない急速な反撃にゴーランド艦隊は対応できず、必殺の破滅ミサイルも敵わず。艦隊は全滅した。

 

 

 描写の妥当性

 バキューム鉱石どうのの話は非常にご都合主義に近い。無論、エネルギーを粒子状態に封じ込める――ゼオライト的な鉱石であるとすれば、まだ何とか説明はできるだろう。バキューム鉱石の原理さえわかれば当然、そのエネルギー吸着の流れを逆転させることは可能だろう。

 これを短時間でやってのけたのも真田さんだからOK

 天才って、そういう者だから。まして、平凡より成績の悪い文系でもバキューム鉱石の原理をいくつか考えることぐらい簡単なのだから、天才ならいくらでも原理が思いつくだろうし、少しデータを見るだけで解析することも難しくはないだろう。

 ちなみにこの回こそ、「こんなこともあろうかと思って」の名台詞が登場した。

 

 

 ゴーランドが敗北したというのは、まあ――油断か

 まさかバキューム鉱石の原理を即座に理解し、転用し波動砲エネルギーを完了するとはだれも思わなかったのは仕方がないだろう。だって真田さんがヤマトに乗っているなんて、地球人でなければ知り得ない情報だし、デスラー総統も多分真田さんの事を知らなかったはず。イスカンダルへの旅路でこの方法のリハーサルを行っている事もゴーランドは知らなかったはずだし……

 だったら、もうゴーランドが勝つ方法なんて残っているはずがなかった。安全策の為の包囲してのミサイル攻撃が、仇になってしまったといえるだろう。

 


 意義
 ガトランティス艦隊の排除に成功し、ヤマトにとって脅威となる存在はほとんどすべてを排除することに成功した。これによりテレザート接近がより容易になった。
 ガトランティス側としては、ヤマトの波動砲について生のデータが得られたある意味貴重な戦闘であったが――政争に忙しい皆さんが、ゴーランドが身を挺して採取したデータを活かせたとは思えない。

 


 ガトランティス側損害:ミサイル艦隊全艦喪失
 地球側損害:なし

 

 

 

 宇宙蛍作戦(第四次テレザート接近戦)
 ガトランティス側参加部隊:バンデベル隊
 戦力:戦闘空母
 指揮官:バンデベル


 地球側参加部隊:ヤマト
 戦力:ヤマト
 指揮官:古代進

 

 戦闘経緯・経過
 第11話――ヤマトは直進する中、たまたま漂う無数の光点に遭遇する。ホームシックにかかってしまった――特に空間騎兵隊の面々のがこの蛍のような不明物体に郷愁をそそられてしまう。
 これは実はガミラス謹製の生物兵器であり、鉄を食料とするバクテリアであった。ヤマトクルーがうっかり引き入れたこの“爆弾”が爆発したころ合いに、バンデベル率いる戦闘空母が前進、急降下爆撃隊を投入しヤマトを急襲。あと一歩のところまで追い詰める。
 しかし、バンデベルの凡ミスでこの決定的勝機を逃す......

 このアホ、宇宙蛍の処理を失敗して艦内で暴れまわるという非常に呆れた椿事をやらかす。その結果、ミサイル発射機構を宇宙蛍に食い破られ、発射不能に。結果論的に、無防備でヤマトに対し砲戦距離まで接近してしまったことになり、案の定ショックカノンの反撃を受ける。

 ヤマト側も万全では無かった為、砲撃は効果的なものでは無かった為爆沈を免れ、離脱に成功。ある意味宇宙蛍が掩護射撃をしてくれたのか、群れで鉄を求めて再度戦場に現れた事で強制的に戦闘は終了した。

 そしてバンデベルの人生も終了した

 

 

 描写の妥当性

 ガミラスは第一作から心理戦を多用する傾向にあった。あえて誘うために遊星爆弾や超大型ミサイルを乱発したり、リレー衛星を用いて地球の惨状を見せつけたり、果たし状を送ってみたり。

 総統の地球人の郷愁を誘う宇宙蛍作戦も、この系統に属するといえる。ガミラスの常套手段であり、さらに一度地球人と戦闘をしているガミラスだからこそ躊躇なく踏み切れた。バンデベルの処刑に関しては、それなりに頑張ったとはいえ、逃げ帰った事――しかも無様な釈明という非常に見苦しい事をしてくれた結果と言える。ガトランティスも真っ青な厳しい処置ではあったのだろうが。

 ガミラス側に対し否定的な評価を下すならば、これはご都合主義では無く短絡的作戦選択

 

 面倒なのがヤマトクルーと空間騎兵隊の軋轢で、海軍軍人と陸軍軍人の微妙な関係は戦前の日本軍でも敵に対する対応であるとかで露呈する事があった。作戦レベルであったり、もっと低い個々人のレベルであったり、戦う前提条件が違う間柄が一緒の環境にいる場合、そう簡単に協調できないだろう。

 特に、割とプライド高めな空間騎兵隊にとって敗北した上に普段は「のうのうと分厚い装甲の中でぬくぬくと手ぬるい戦いをしている」と下に見ていた戦艦乗りに助けても貰ったという非常に苦しい立場。

 軋轢が出来てしまうのも無理はないだろう。

 とはいえ、見ていて気持ちのいいものでは無い

 すんげぇイライラした

 

 

 意義
 ヤマトの諸君に対して「ガミラス帝国ここにあり!」と宣言できたのはガミラスにとって、デスラー総統にとって非常に大きな意義がある。戦闘というよりも士気の面、行政であるとかの面において非常に大きな意義がある。
ヤマト側も、宿敵でありさらに言えば一筋縄ではいかない強敵が健在であるという事が確認できたのは今後の警戒態勢においては十分意味がある。

 ガトランティスガミラ)側損害:急降下爆撃機複数

 地球側損害:なし

 

 


 ヤマト拘束作戦(第五次テレザート接近戦)
 ガトランティス側参加部隊:ガミラス残存艦隊
 戦力:戦艦複数(旗艦・デスラー艦)、3段空母複数(ガミラス艦隊)、クルーザー複数(ガミラス艦隊)、デストロイヤー多数(ガミラス艦隊)
 指揮官:デスラー総統、副司令にタラン 


 地球側参加部隊:ヤマト
 戦力:ヤマト
 指揮官:古代進

 

 戦闘経緯・経過
 第12話――宇宙蛍の弊害から復帰させるため、清掃を必要としたヤマト。たまたま発見した空同惑星を仮のドックとして利用することを決定した。


 しかしこの空洞惑星はすでにガミラスが目を付けていたもので、蛍作戦の失敗を見込んでタランが磁力線装置を仕込んでいた。
 ヤマトが惑星内部に侵入した事で、デスラー総統は作戦を発動、磁力線装置を稼働させてヤマトを拘束し、その進退を封じる。ここで総統はデスラー砲を用意、これによってガミラス再建の咆哮とすべくヤマトに止めを――ところが、サーベラーの横やりによって止めを刺し損ない、ヤマトは――脱出。何と波動砲の反動を利用するという力技なのだから驚き。

 結果、総統の作戦は失敗してしまった。

 

 

 描写の妥当性

 明らかにアレな小惑星に逃げ込むヤマトの青二才さには閉口だが、しかしどうせどこかに身を寄せ中ればならなかったのだろうから、何にせよこの作戦から逃れる事はできなかっただろう。だって、テレサが事前に行った通信で、障害物=惑星は一つしかないことを伝えているのだから。

 波動砲の反動を利用して脱出するというのも、作用反作用の法則からいって別に問題があるとか、不思議な事はない。これを新米の素朴なつぶやきからくみ上げられるのが、天才真田の天才たるゆえん。偉人のエピソードで「そんな偶然で解決できるかよ」って突っ込みたくなる時があるが、そんな偶然を糧にして彼らは問題を解決した、それと同じ。

 

 

 他方で、ガミラス側というかガトランティス側は――なんとも説明するのが苦しい

 ミルは確実にサーベラーに騙されていたが、ラーゼラーがどこまで知っていたのか。誰がどこまでサーベラーの企みを知っていたのか、判然としないため……かかわった全員が何かしらの形で、サーベラーに操られる形で加担したといえるだろう。

 責任の所在が判然としないまま命令が下ってしまう……恐ろしい限りだ

 

 この微妙な不和は例えるならば――

 神奈川県は山北町で起きた自衛隊給水車を巡る騒動を見るに、縄張り争いで取っ散らかったことになる事例は決してないわけでは無い。

 この件に関しては規則に則った県と半ば予防的に自衛隊に要請を求めた町と、機動的に動きすぎた自衛隊三者三様、全員が絶妙に「何とかならなかったのか」といいたくなるような行動で事態を悪化させた。責任の所在が結局判然としない。

 

 あるいは、松岡洋右の一連の行動。こいつのエゴと、こいつのエゴを甘く見た外務省や内閣、そして割と事態を軽く見た民間。一番悪いのは松岡だが、全員が微妙にかみ合わない行動をしたおかげで日本は開戦待ったなしになってしまった。これも責任の所在があまり明確でなかったことが結構大きい。

 

 何が言いたいかというと、個々人の思惑で非常に大きな――それもまずい決定が下されてしまう事はままある事。それもまずいタイミングでそれが発生することも、決してあり得ない事では無いという事。

 所在の無い責任。最悪だが、全くあり得ない話ではない……。

 

 

 総統がミルに投げつけた受話器――正確には床に投げつけて跳ねた――に関しては、あの角度ならミルにぶち当たるのも仕方がない。問題は、彼が避けなかった事。まあ、総統のあまりの激怒のしように気おされて動けなかったとしても、不思議はないか。

 ミル君、多少可哀想。

 

 

 意義
 ヤマトはガミラスがやはりただものでは無いという認識を再確認できたことが大きいだろう。他方でデスラー総統はガトランティスとの同盟関係が危ういものであることを認識、ガミラス全体がこれを共有することになる。ある意味、ガミラスには非常に大きな意義があり、結束と再建に向けた機運が高まったという見方もできるだろう。

 ちなみに、大流星帯のエピソードで登場した新米君が大活躍。

 

 ガトランティスガミラス)側損害:なし
 地球側損害:なし