旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

ボラー連邦兵器群 第8親衛打撃艦隊前進基地要塞――宇宙の小豆――

 

 

  第8親衛打撃艦隊前進基地要塞は唐突に表れた前進基地で、ほんの数カット登場したのみ。物凄く名前が長いが、特に見た目が変わっているとかではない――データも何もない為、全く持って不明瞭な要塞である。

 

 

 

 データ—―不明

 
 宇宙の小豆。色が本当にあずき色なのだ。悪く言えばゴキブリの卵……この宇宙要塞は、ハーキンス率いる第8打撃艦隊所属のデストロイヤー艦13隻を出撃させたのちは特に出番なし。

 

 発進口は要塞底部横並びに最低4ないし5つ、一隻ずつの出撃である。発進口の幅は恐らく450メートルほどが予想される。この発進口は集合すると櫛のような見た目となり、要塞全体の2/5強を見込む。

 発進口ブロックは中央にあるわけでは無く、後方に要塞の2/5程の未開口部が存在する。さらに言えば、この発進口ブロックは要塞の下方1/3程度の位置にある。発進口は実際の発進口は450メートル×200メートルほどを見込まれ、櫛っぽい両サイドの押壁的な何かの用途や意味は不明。

 中央上辺と下辺に棒状アンテナが幾本か、大型のものが設置されている。

 

 

 全長の推測

 発進口の12倍近い全長であろうことが描写から推定可能。発進口同士の間は約200メートルであろうと予想できる。つまるところ、要塞の全長は5400メートルが見込まれる。幅は2400メートルだろう。再設定を加えた場合、全長13000メートルで幅が5000メートルほどになろう。

 

 仮に、デストロイヤー艦が300メートルを超える戦闘艦であった場合、数値は約倍にする必要性がある。つまり、全長11キロで幅が5キロ。再設定値では25キロの全長と10キロ程の幅となるのである。

 

 

 収容能力の推測

 劇中では不明。最低でも13隻は出撃させた。

 計算上、要塞短手方向には14隻で長手に42隻収容可能。これはギリギリ間で詰めた場合であって、大体9×30ぐらいだろう。段数は4段は十分収容可能なはず。つまり、デストロイヤー艦に限った場合は総数1080隻。戦艦タイプAの場合、最大で13×30であるが、余裕を持たせれば9×20×2程度が妥当。という事は、360隻ほどが推定できる。

 ただ、仮にデストロイヤー艦が300メートルを超えていたりタイプAが400メートル近くであった場合は全ての数値が半分になる。つまり、デストロイヤー艦の収容は最大540隻。タイプAは150隻。

 

 第8打撃艦隊の陣容から考えて、タイプAとデストロイヤー艦を両立させる必要が有るし、要塞自体が前進と銘打たれているため、危険な場面にさらされることを想定しているのだろう。恐らく一定程度の武装が見込まれるし、艦隊の人員を収容する必要もある。そのため、単純に両者を合算することは不可能。

 妥当なラインで――タイプAが4×20×2で160隻。デストロイヤー艦が4×30×3で360隻ほどか。数値が大型であった場合、タイプA60隻プラス160隻ほどを見込む。

 

 劇中の第8親衛打撃艦隊は30×奥行き方向と20×奥行き方向、くさび型陣形に展開した艦隊であるから……第一戦隊は計算上最低でも112隻、第2戦隊は最低でも60。つまり、170隻以上。もう幾らか隻数が多くても不思議はない為、総数は200隻ぐらいか。

 仮にこれが妥当だった場合、前述の第8親衛打撃艦隊前進基地収容力とほとんど同程度となる為、具合が丁度いい。第23話限定の話だが。

 

 仮にヤマト再設定値と揃えるならば――ざっくり、タイプAが640隻に加えてデストロイヤー艦が1440隻ぐらいが見込まれる。めまいがするほどの大艦隊である。

 

 

 立ち位置・運用

 仮に専用に建造されていた場合は当然、第8打撃艦隊の基地。

 仮に、汎用的に用いられる宇宙要塞であった場合、銘打たれているように支配権が確立していない地域と確立した地域の接続点に展開し、艦隊を適宜出撃ないし収容する拠点である。

 危険地域に展開しているとあれば、防衛能力は高いだろう。例え的に集中砲火を喰らったとしても、ベムラーゼ機動要塞程ではないにせよ、一定程度は持ちこたえるだろう、そうであってしかるべき。また、前進基地であるという事は味方の救援までタイムラグが他の拠点に比べて長くなる可能性があるし、攻撃にさらされる機会はこれもまた当然頻繁になるだろう。つまり、この要塞も武装していて不思議はない。

 まあ、まともに劇中に登場しているわけでもないのだから、何とも評しようがない。

 

 

 劇中の活躍

 登場は第19話。ほんの十数秒程度、画面に映っただけ。特にインパクトを視聴者に与えることなく、ただ「小豆みてぇだなぁ……」程度しか印象を残さなかった。

 あとはさっぱりわからない。