旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ガミラス艦艇・軍の特徴

ガミラス艦の特徴は非常に小型である事。また、概ねにおいてずんぐりした艦体で背が高い。その割にはかなり高速で艦隊運動をする機敏さを持つ。 ガミラス、そのデザイン デザインはみな生物的で、概ね爬虫類。デストロイヤー系艦艇はみなカメレオン顔だし、…

ガミラスの考察――概論――

当ブログでは各論に入るまいに大まかに登場国家を把握するため、概論を設ける。 今回は、ガミラス帝国が対象だ。 国家名:ガミラス帝国 国家体制:共和政をベースとした独裁制(ファシズム的色彩を加味) 拠点:太陽系サンザーの第8番惑星"ガミラス大帝星” …

ガトランティス側登場人物考察

今回はガトランティス側の登場人物について、ざっくり考察というか――簡単な解説を行いたい。人物について簡単であっても解説を付ければ、彼らの行動をより合理的に解釈をする事が出来るだろう。 ちなみに容姿の傾向は肌はほぼ全員緑色。眉毛は非常に濃く、も…

ヤマト③――宇宙最恐の戦艦――

戦艦大和は大日本帝国海軍最新最大の戦艦として誕生した。 6万トンを超える基準排水量、主砲たる46センチの巨大砲を3基の3連装砲塔に収めた世界最大級の戦艦。特に、46センチに達する主砲を実際に備えた戦闘艦はこの大和型戦艦以外には存在しない。一番艦の…

ヤマト②――宇宙最恐の戦艦――

ヤマトの活躍、その理由。 軍事作戦的な観点から言えば、ひとえに艦載機にあるだろう。 搭載する戦闘機であるコスモゼロ、ブラックタイガー。ブラックタイガーの後継機であるマルチロール機・コスモタイガーⅡ。特にベストセラー機であるコスモタイガーⅡは最…

ヤマト①――宇宙最恐の戦艦――

宇宙戦艦ヤマト それは地球の希望にして、宇宙最凶の戦艦の名である。 データ 全長:265.8メートル(復活編では280メートル) 全幅:34.6メートル(復活篇では20メートル近く拡) 全高:77.0メートル 基準排水量:62,000トン 最大速力:光速の99.9パーセント…

地球防衛軍・指揮系統と部隊(ヤマト2編)

地球防衛軍の指揮系統はかなり明確で、軍人に対しての任命権と指揮権は地球防衛軍長官に存在している。その長官を監督するのが地球連邦大統領であり、長官の任務遂行を補佐するのが防衛会議だ。 他方で現場においてはわずかに様相が異なる。 つまり、現場最…

地球防衛軍・指揮系統と部隊(さらば編)

地球防衛軍の指揮系統はかなり明確で、軍人に対しての任命権と指揮権は地球防衛軍長官に存在している。その長官を監督するのが地球連邦大統領であり、長官の任務遂行を補佐するのが防衛会議だ。 長官に関しては軍と政府、現場と司令部の板ばさみ的な状況に置…

地球艦隊再建のタイムスケジュール――アンドロメダが一年で建造できた理由――

数字はヤマトの絶望的な側面と言えるでしょう。ヤマト唯一のご都合主義と言わざるを得ない。ストーリーや描写について、全力で説明を付けて来たこの私ですら、ご都合主義と言わざるを得ない。 地球艦隊再建のタイムスケジュールは非常に……難しいタイトなもの…

ガトランティス、その指揮系統・部隊編成(ヤマト2編)

ガトランティスの艦隊及び陸上部隊の指揮系統は何気に複雑かつ曖昧跋扈としている。ヤマト2ではさらに複雑になってしまった。 高官の序列 一言で言えばよくわからない。なので、まず始めは登場人物の役職を判る範囲で明確にしたい。 サーベラー:一応軍司令…

ガトランティス、その指揮系統・部隊編成(さらば編)

ガトランティス軍の指揮系統は何気に複雑、かつ曖昧跋扈としている。 最高指揮官は誰か そりゃ、ズォーダー大帝だろう。だが、実務という意味で一体誰が最高権力を握るのかという話。場合によっては実際上と統治機構上とが乖離していることもあり得る。 艦隊…

リメイクアニメ・ガトランティス――戦闘内容への疑義――

リメイクアニメにおける旧作のご都合主義排除の成否に関して、それはファンが行うのが基本だろう。あんまり乗り気でない方のほうが多そうだが(超☆皮☆肉)。 とはいえ、あんまりにもあんまりな内容に関しては取り上げざるを得ない。 ある意味、交通違反に引…

波動砲――地球最強の決戦兵器――

波動砲はヤマトの必殺兵器であると同時に、地球軍の汎用決戦兵器である。汎用決戦兵器って意味不明だが、しかしそうなのだ。 ところがこの波動砲というものが全くわからない。原理がざっくりしか説明されていないというのも痛い。どうにか考察したいと思う。…

波動エンジン――イスカンダルからの贈り物――

波動エンジンは地球戦艦ヤマトの要であり、ヤマト以降の全地球艦隊に搭載された高性能星間航行エンジンである。しかし、その詳しい内容は分からない。要なのに。 出来るだけ頑張って考察しよう。 波動エンジン、その原理 波動エンジンの原理はこれが不明で、…

テレザートのテレサ――テレサは動かない②――

一つ、絶対に解消しておきたい誤解というか、懸念がある。 軍モノにありがちな危惧であり、昨今においてはコンテンツ自体を葬る可能性のある描写――テレサとセットで語られる特攻賛美。しかし、この見方が妥当かといえば微妙なラインである。 特攻が良くない…

テレザートのテレサ――テレサは動かない①――

“松本美女”の神髄、テレザートのテレサ。 〈さらば〉で衝撃の登場をしたこの人物について頭をひねってみる。 が、テレサについて、まず面倒な〈2〉から考える。面倒というのは解説するのにイマイチ気が乗らないからである。 私はどうも、この人物に感情移入…

防衛会議――組織腐敗――

防衛会議は地球防衛軍の最高意思決定機関であるとみられる重要な会議である。しかし、その権限や立ち位置はあまり明確ではない。 唯一はっきりしているのは、彼らが地球の敵であるという事だけだ。 防衛会議・その様相 防衛会議は複数人の委員で構成される。…

ガトランティス超兵器 超巨大戦艦――ガトランティスの切り札・闇の前兆――

超巨大戦艦はガトランティス文字通りの切り札である。 予想外の劣勢に追い込まれたガトランティスが生き残るため最後の最後、都市帝国すら破壊された緊急事態において、戦況をひっくり返す唯一にして最大の術。敵を粉砕するガトランティス最大最強の巨砲を備…

都市帝国―ご都合主義か、高度なシミュレーションか……―

都市帝国――不備か、読解力不足か。 ヤマトと言う作品について批判的な意見は多くある。あってしかるべき。 ごもっともなものもあれば、しかし一方でそれは単なる読解力不足によるものと断じられるものも多くあった。 擁護ありきの人間が偉そうに述べるのも大…

ガトランティス超兵器 都市帝国―移動大本営―

都市帝国とは、白色彗星の内部に潜むガトランティスの拠点である。海外では個の要塞こそGatlantisとして表現される、帝星ガトランティスの力の源泉だ。 ガトランティスはここで艦隊の建造や補給を行い遠大な空間を征服する。拠点であり、これ自体が強力な防…

波動砲神話――描写との乖離・その実際

いわゆる、第一作でヤマトは人間に対して波動砲を使用しなかった、という話だ。 検証してエビデンスをまとめて、さっさと片付けてしまいたい。 結論、単なる神話。しかも、新幹線等の安全神話とは異なり、全く持って実体を伴わない。ムーの記事の方がよっぽ…

白い闇―2202版彗星

一応、2202のよくわかんない白い闇について。 全く触れないのは逃げたような印象を受ける、なんてこともあろう。ガトランティス人としてはそれは看過できない。なので、お節介にも考察をする。 (注意:書き終わってみたら批判記事だった件) 白色彗星=滅び…

ガトランティス超兵器 白色彗星―宇宙最強の超兵器―

宇宙を巡る白く輝く巨大彗星。 進路にあるすべての星を枯らす悪魔の星か、 あるいは人間が創り出した偉大な機構の覇者か。 宇宙戦艦ヤマトにおいて、伝説の作品とは何か。 答えは『さらば宇宙戦艦ヤマト―愛の戦士たち―』である。 宇宙戦艦ヤマトにおいて、最…

ヤマト世界における艦載機の価値

ヤマト世界において艦載機はとても特殊な存在である。 “普通の”宇宙艦であれば、艦載機は有効だ。 例えば銀英伝の戦闘艦やあるいはスタートレックの宇宙艦、スターウォーズのデストロイヤーなど、結局一体通常航行時にどれだけの速力を出せるのか不明だが、…

呼称問題 コスモタイガー・ブラックタイガー

ブラックタイガーと言えば、ガミラス戦役でヤマトの直掩と敵艦隊への長距離攻撃を担った名戦闘機である。コスモタイガーはその後継機としてヤマトの盾となり矛となり、最期まで徹底して任務を果たした最強クラスのマルチロール機である。 面倒なのは、ものす…

宇宙キロを探る! ――詳細完全不明の単位――

宇宙キロはヤマト世界独自の単位である。正確には松本作品の基本度量衡だ。しかし、全く明確なキロ換算数値が提示されていない。 作品ごとに微妙に差がある為、考察しても、算出しても意味がない気がするが、それでも頑張ってみたい。それでこそ考察協会だ!…

ガトランティス超兵器 火炎直撃砲―兵器体系の革新―

火炎直撃砲はガトランティスが用意した対拡散波動砲決戦兵器である。専用母艦〈メダル―ザ〉によって運用される、ヤマト史上屈指の超兵器だ。 火炎直撃砲は二つの構造からなり、砲としての根幹であるプラズマ砲1門と射程の要である連動した瞬間エネルギー移送…

ガトランティス兵器群 メダル―ザ ――対拡散波動砲決戦砲艦――

メダル―ザとは、第18話にて登場したシリウス方面軍旗艦でありバルゼーが指揮下に置く第一機動艦隊の総旗艦である。 見た目、性能、登場タイミングのその全てが、それまでのガトランティス艦艇とは異なり、地球戦役の為に建造された新造艦であると目される戦…

地球防衛軍 戦闘衛星

戦闘衛星はテレビシリーズのみに登場する。完全にやられメカで、しかも性能だのもろくに設定されていない。その割には第3シリーズでも顔を出すのだから、面倒。 そんな哀れなメカを考察する。今回はヤマト2で登場したタイプ。 データ 全長:不明 全幅:不明 …

ガトランティス兵器群 超巨大空母―史上最も合理的な艦―②

超巨大空母のメリット・デメリット この艦を運用するうえでのメリットは巨大な艦載機運用のプラットホームである事。しかも、自衛火器も決して決して微力ではなく対艦攻撃も視野に入った強力なものである。原作通りの寸法ではまともに艦載機を発信させられな…