旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ストーリー考察Ⅰ サレザー帰還~重力星雲突入まで(新たなる旅立ち)

サレザー帰還~重力星雲突入のシークエンスはこの物語の発端であり、同時に次の物語へヤマトを巻き込んでゆくキッカケである。偶発的な、そして不幸な出来事が散々に折り重なる、デスラー総統にとっては非常につらい時間だった。 物語の展開・発端 最早住む…

戦闘考察Ⅲ イスカンダル決戦(新たなる旅立ち)

〈宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち〉の最後を飾る戦闘であり、メルダーズ長官としても引くことのできない戦い、デスラー総統にとっても命を懸ける価値のある戦いだった。この戦闘においては、ヤマトすら戦闘に寄与できぬほど暗黒星団帝国は強力であり、ガミラ…

戦闘考察Ⅱ イスカンダル上空奇襲戦(新たなる旅立ち)

イスカンダル上空奇襲戦は配下の護衛艦隊を失ったマゼラン方面軍第1艦隊司令デーダーのリベンジマッチである。デスラー総統にとっては最悪のシチュエーションでの迎撃戦となった。 ガミラス側参加部隊:デスラー直隷艦隊、地球戦艦〈ヤマト〉 戦力:戦闘空母…

戦闘考察Ⅰ ガミラス上空奇襲戦(新たなる旅立ち)

ガミラス上空奇襲戦は〈宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち〉のほとんど冒頭に生じた戦闘であり、ガミラスにとって最大の悲劇をもたらし地球に新たなる強敵を招き寄せる結果となったキッカケの戦闘である。 ガミラス側参加部隊:デスラー直隷艦隊 戦力:戦闘空母…

暗黒星団帝国 地球侵攻の哀しい理由

なぜ暗黒星団帝国が地球に襲来したのか。 それは認知閾にまで到達した暗黒星団帝国の社会問題に対するろくでもない解決方法、と一言で説明できるだろう。だが、一言で終わらせる必要もないので、出来るだけわかりやすくというか、長く考察・説明したいと思う…

2202の真面目な考察Ⅴ ストーリー全般+愚痴

ストーリー全般について、幾つかの要素を取り上げて考察を行いたいと思う。当然旧作との比較を用い、新規性であるとか合理性であるとかをよりわかりやすく効果的に考察したい。つまり、当該設定にリアリティがあるのかや、合理的なのか否かであるとかの点に…

2202の真面目な考察Ⅳ 技術のリアリティと妥当性

2202においては2199以上に目を見張る描写や兵器、構造物が登場した。ヤマトに登場する架空の技術は旧作において現代のファンから相当非難を受けたものである。これを無理やり合理的な内容に落とし込むには、作品の設定を一部批判したり、現代に至って初めて…

2202の真面目な考察Ⅲ 艦隊戦の内容と合理性

戦闘描写は戦争モノSFの華の一つといえるだろう。旧作においても派手な演出があったし、2202の前作である2199においてもかなり派手な場面が幾つかあった。派手な演出といえば、それは2202の十八番であり艦隊規模の巨大さから来る面が多い。 今回は旧作を差し…

2202の真面目な考察Ⅱ 巨大艦隊の合理性

2202の最大の特徴は艦隊規模の圧倒的巨大さだろう。ヤマトらしさがそこにあるのか、という事に加えてこれに合理性を与えられるのかについて、旧作との比較に置いて探りたい。 巨大艦隊の妥当性 脚本担当の大先生はインタビュー記事(ネットに投稿されたもの…