旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

ガトランティス軍

ガトランティス兵器群 考察の総括

一通りのガトランティス艦艇の描写に合わせた数値の再設定を終えて、これを総括しなければならないだろう。 いくら描写に合わせても合理性が担保出来なければヤマトという世界観の考察において、或いはこのブログをを見ておられる諸兄淑女の方々がヤマト作品…

ガトランティス、その指揮系統・部隊編成(ヤマト2編)

ガトランティスの艦隊及び陸上部隊の指揮系統は何気に複雑かつ曖昧跋扈としている。ヤマト2ではさらに複雑になってしまった。 高官の序列 一言で言えばよくわからない。なので、まず始めは登場人物の役職を判る範囲で明確にしたい。 サーベラー:一応軍司令…

ガトランティス、その指揮系統・部隊編成(さらば編)

ガトランティス軍の指揮系統は何気に複雑、かつ曖昧跋扈としている。 最高指揮官は誰か そりゃ、ズォーダー大帝だろう。だが、実務という意味で一体誰が最高権力を握るのかという話。場合によっては実際上と統治機構上とが乖離していることもあり得る。 艦隊…

ガトランティス兵器群 メダル―ザ ――対拡散波動砲決戦砲艦――

メダル―ザとは、第18話にて登場したシリウス方面軍旗艦でありバルゼーが指揮下に置く第一機動艦隊の総旗艦である。 見た目、性能、登場タイミングのその全てが、それまでのガトランティス艦艇とは異なり、地球戦役の為に建造された新造艦であると目される戦…

ガトランティス兵器群 超巨大空母―史上最も合理的な艦―②

超巨大空母のメリット・デメリット この艦を運用するうえでのメリットは巨大な艦載機運用のプラットホームである事。しかも、自衛火器も決して決して微力ではなく対艦攻撃も視野に入った強力なものである。原作通りの寸法ではまともに艦載機を発信させられな…

ガトランティス兵器群 超巨大空母―史上最も合理的な艦―①

短い登場時間ながら、さらばでは圧倒的インパクトを視聴者に与え、それでいてがっつり作画と設定画と大きな齟齬をきたした超巨大空母。2では僚艦2隻と共にプロキオン方面から土星圏に突入するも、回転機構を披露することなく奇襲攻撃を受けて爆沈と正直いい…

ガトランティス兵器群 高速中型空母―多用途軽空母―

冒頭に画面を埋め尽くさんばかりに登場した高速中型空母。しかし、その後は登場無し。ヤマト2ではナスカの偵察遊動艦隊の旗艦として登場するも撃沈描写すらなかった。プロキオン方面軍の主要構成戦力として、せっかく訪れた活躍の機会もあの憎きヤマトに…… …

ガトランティス兵器群 不明な艦艇―輸送艦―

輸送艦とは、ヤマト2の第6話にて登場したスペック不明の艦の事である。目立つ名前も何もないし、特にまとまった設定があるわけでもない。皆が輸送艦と表現するが、役割から言えば正確には揚陸艦だ。もう、この時点で錯綜してしまっている…… そうだ、何が何だ…

ガトランティス兵器群 陸上兵器3種

ガトランティスの陸上兵器は意外と多彩である。さらばでは10分程度、ヤマト2でも合計2話程度と登場時間は短い。であるが、3種類の戦闘車両が登場。ミサイル陣地も形式が2つほど登場し、結構な充実度合いである。 ミサイル陣地についてはあの程度の情報でも語…

ガトランティス兵器群 不明な艦艇―小型砲艇―

表題が何のことかわからない方も多いだろう。私も、印象にない。むしろ周夫さんの演じるバルゼーの「始末しろ」のセリフの方がよっぽど記憶に残っていた。 つまり、今回の主役はヤマト2の第19話にて登場した不明な小型砲艇である。 コイツは名称もいまいち…

ガトランティス兵器群 不遇な機体たち―T-2陸上迎撃機―

T-2が何のことか、2202から入ったファンは丸っきり何のことかわからないだろう。さらばを最後に見てから相当な年月が経っているオールドファンは喉元まででかかって――結局出ない。ヤマト2しか見ていないオールドファンもまた、2202ファンと同様に丸っきり何…

ガトランティス兵器群 大戦艦―汎用・大量建造艦―

大戦艦。中型高速空母や駆逐艦とは全く違う外見でありながら、バイオミメティクス的形態の戦闘艦としてガトランティス兵器らしい戦闘艦である。 戦艦でありながら駆逐艦並みの高速と圧倒的多数で地球艦隊に迫ったこの艦を考察していきたい。 ――データ―― 艦級…

ガトランティス兵器群 パラノイア―詳細不明機―

ヤマト決死の都市帝国攻略戦時、防空戦闘機として大群を成してヤマトとコスモタイガー隊に襲い掛かった。 むしろ自軍機を撃ち落しそうなほどの味方大火力支援を背に飛来する大群。しつこい攻撃と操縦席の大分苦しそうな様子と言い、見た目の奇抜さと言い、イ…

ガトランティス兵器群 ミサイル艦―悪魔の艦―

ミサイル艦:通称ゴーランド艦。メカコレのような旧世代のプラモデルではどうしても再現できないあの特殊な三次元形状―― どう見てもアーセナルシップです。本当にありがとうございました。 今回はこのものスゴぐアヴァンギャルドな見た目の豪快な戦闘艦につ…

ガトランティス兵器群 不遇な機体たち―イーターⅡ―

イーターⅡとは、さらばのみ登場した艦上戦闘機である。極めて影が薄く、極めて存在が不明瞭な機体。 この奇妙な機体について考察を加えてみたい。 ――データ―― 名称:イーターⅡ(英語版:制空戦闘機Eetaa) 類別:艦上戦闘機 全長: 22.7メートル(ないし19.4…

ガトランティス兵器群 長距離大型艦上戦略偵察機ー“不遇な”脅威ー

長距離大型艦上戦略偵察機とはさらばでヤマト発進を見届け、帝国本国へ一方を届けたあの青黒いデスバテーターである。 そしてまた、運がなければ決して撃墜できなかった機体でもある。 ――データ―― 種別:艦上偵察機 全長:48.1メートル(27.5メートル) 全幅:…

ガトランティス兵器群 デスバテーター ー傑作攻撃機ー

デスバテーターはヤマト史上最強格の攻撃機であり、ほぼ最大の艦載機。それがデスバテーターである。また、ガトランティスのバイオミメティクス的兵器群の中でももっともその傾向が顕著な機体である事も特筆すべきであろう。 ――データ―― 名称:デスバテータ…

ガトランティス兵器群 駆逐艦

今回の主役は、古代君に宇宙駆逐艦なんて呼ばれた艦。 さらばではデスラー艦隊を構成する艦として派遣されたが、ヤマトを釘付けにするために犠牲に……。“シンエイカン”が親衛艦なのか新鋭艦なのかは判然としなかったが、登場が遅かったのでウルトラCで両方の…

ガトランティス兵器群 潜宙艦―最強の戦闘艦―②

前回は潜宙艦の活躍や能力について考察した。 今回は、その能力の妥当性や現実性について考察してみたいと思う。 一応、ウィキを参考にしたデータを再掲。 全長:118メートル 全幅:45.5メートル 自重:4,600トン 主機関:無波動特殊推進機関(特殊無波動エ…

ガトランティス兵器群 潜宙艦―最強の戦闘艦―①

私が一番ではないが、ガトランティスの凄さを説明する時に最も饒舌になるのがこの艦である。 潜宙艦 さらば、ヤマト2ともに詳細が全く分からない戦闘艦艇。しかも派手な爆発描写ばかりが印象に残ってしまって、完全にやられメカとしての固定概念が形成され…