旧作ヤマト考察協会

第一作から完結編まで、旧作宇宙戦艦ヤマトを出来る範囲で現実的に考察するブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

ボラー連邦兵器群 第8親衛打撃艦隊前進基地要塞――宇宙の小豆――

第8親衛打撃艦隊前進基地要塞は唐突に表れた前進基地で、ほんの数カット登場したのみ。物凄く名前が長いが、特に見た目が変わっているとかではない――データも何もない為、全く持って不明瞭な要塞である。 データ—―不明 宇宙の小豆。色が本当にあずき色なのだ…

ボラー連邦兵器群 戦闘空母――前衛配備型空母――

戦闘空母は大型空母とは異なる、火力強化版の航空戦力基地であり、恐らく前線に立って敵と対峙する艦としても攻撃的な戦闘艦である。 ――データ―― 艦級名:不明 全長:不明 エンジンノズル:超大型1基、補助ノズル2基(仔細不明) 武装:艦央部格納式砲塔2基…

ボラー連邦兵器群 大型空母――"戦闘”空母――

大型空母はボラー連邦が抱える大型の航空戦力供給源。更に、バース星などの属国に対しても貸与されている、ベストセラーな戦闘艦でもある。 ――データ―― 艦級名:不明 全長:不明 エンジンノズル:大型4基、(箱型2基、1基につき下部に小型ノズル2基) 武装:…

ボラー連邦兵器群 デストロイヤー艦――多用途任務艦――

デストロイヤー艦はシリーズ後半で登場した戦闘艦である。ボラー艦艇にしては猛烈に直線を多用した異質な艦である。しかも主兵装が明らかにミサイルであるという点も極めて異質。今回はこの艦について考察を加えたい。 ――データ―― 艦級名:不明 全長:不明(…

ボラー連邦兵器群 旗艦級戦艦:ゴルサコフ艦/ベムラーゼ艦

ボラー連邦の旗艦級戦艦の中で、かなり大型であろうことが推測されるのが今回考察するゴルサコフ艦とベムラーゼ艦である。どちらも最高幹部クラスの人物が乗る戦闘艦だけあって、子細不明ながらも強力な戦闘艦である事が予想される。 実際に強いかは別だが。…

ボラー連邦兵器群 旗艦級戦艦:ハーキンス艦/バルコム艦

ボラー連邦である意味特徴的なのが、旗艦級戦艦を用意しているところだろう。指揮官が極めて特別な職責である事を示すとい反面、ボラー連邦では一般と指導部との乖離が激しいという事の――ある意味わかりやすい表現なのかもしれない。 第8親衛打撃艦隊旗艦:…

バース星兵器群 旗艦級戦艦ラジェンドラ号――栄光の武勲艦――

旗艦級戦艦はボラー連邦に限らず、ガルマン・ガミラスにおいても用いられるワンオフ戦艦の事である。なかでも印象深いのが、ラム艦長率いる哀れで勇敢なラジェンドラ号。今回はこの武勲艦について考察したい。 バース星守備艦隊旗艦:ラジェンドラ号(英語表…

ボラー連邦兵器群 戦艦タイプA/タイプB ――中核戦闘艦――

戦艦タイプA・タイプBは共にボラー連邦艦隊を構成する主力艦である。圧倒的多数を以て敵を踏みつぶし、画面を埋め尽くしたのがこの戦艦。第22話の主力艦隊出撃シーンはまさに圧巻。 他方、戦艦と言いつつ駆逐艦とか巡洋艦ばりのヘビーユーズされる割に、数の…

数値の怪とコンセプトの放浪 ――藍亞とス―ドロメダ、そしてタコドロメダへ――

注意:ヤマト復活編や2202が大好きな方 、小林誠先生の大ファンの方は、この記事で猛烈な不快感を覚える事間違いないので、ご注意ください。 何でか知らないが、小林メカの特徴として数値設定が非現実的すぎる。という事で今回は復活編から2202に繋がる一連…

スーパーアンドロメダ――戦闘カタパルト艦――

スーパーアンドロメダはスーパーと名のつく割にあんまりスーパーになっていない艦である。その上に、あまりにも多数過ぎて、コピペ艦隊とかいろいろ言われるし、多分この時の艦隊が福井大先生をヤマトの醍醐味が巨大艦隊同士の戦闘であると勘違いさせ、2202…

ドレッドノート級主力戦艦――復活編で唯一、マトモな艦――

ドレッドノート級主力戦艦は復活編地球艦隊の中核的戦闘艦である。あまりにも多数過ぎて、コピペ艦隊とかいろいろ言われるし、多分この時の艦隊が福井大先生をヤマトの醍醐味が巨大艦隊同士の戦闘であると勘違いさせ、2202の艦隊が無駄に多数になってしまっ…

旗艦ブルーノア――西崎Pと小林誠の夢の跡――

宇宙空母ブルーノアはヤマト復活編の冒頭に登場した巨大戦闘艦であり、地球人類の命脈をつなぐべく発進した第一次移民船団の護衛艦隊総旗艦である。重武装で奇襲を仕掛けた敵艦隊に対し全門を以て迎え撃つが、しかし叶わず。だが、ほとんどその機能を失いつ…

ガルマン・ガミラス帝国軍艦艇の概要

ガルマン・ガミラス艦艇はガミラス時代から大きく形を変えた。あまりに変わり過ぎて全く共通性がなくなってしまって――普通、そう言うのはご都合主義とかリアリティが無いとか言うのだが……まあいい、考察しよう。 武装 非常に特徴的なのがガトランティスの回…

ボラー連邦群艦艇の特徴

ボラー連邦艦隊はそのカラーリングや見た目、武装配置からある意味でヤマトⅢをヴィジュアル的に特徴づけた。また、わらわら湧いてくるその巨大艦隊は、従来のヤマトとは大いに方向性の異なる演出であったがボラー連邦艦隊は、その重責を良く果たしたと言える…

銀河系大戦(ヤマトⅢ)参加部隊 地球――新惑星探査――

銀河系大戦において、地球は侵略の意図を持たずして巻き込まれてしまった。全ては新惑星探査計画に基づく行動ではあったが、しかしながらボラーの攻撃を受け、悲惨な結果になった部隊も少なからずあったのである。 新惑星探査計画(第1期) 名称:新惑星探査…

地球艦隊 訓練指揮監督艦/警備艇/気象観測船

訓練指揮監督艦、警備艇、気象観測船はほんの数カット現れただけの艦艇である。ただ、数カットのみである故に詳細な設定があるはずもなく……できる範囲で考察したいと思う。 訓練指揮監督艦 ヤマトⅢ第4話に巡洋艦2、駆逐艦1と共に登場。第二期地球艦隊を構成…

シャルバート――超戦闘集団――

ヤマトⅢのキーとなるのがシャルバート。このヤマトⅢという作品のメッセージ性を強く意識させると同時に大きく棄損する不思議な存在。 今回は出来るだけ公平になる様に考察したいと思う。 シャルバート教 天の川銀河にあまねく信者を持つ古くからある巨大宗教…

ボラー連邦 ――巨大圧政国家――

たて・ケンタウルス腕のほぼ全域から銀河系中心部近くの領域までを飲み込む巨大国家。あまたの星とあまたの属国を抱え、直轄領域以外の天の川銀河の辺縁部までもその勢力を広げた覇権国家である。 天の川銀河に古くから成立している極めて先軍的で、極めて圧…

ガルマン・ガミラス帝国――新興巨大帝国――

ガルマン・ガミラス帝国はヤマトⅢの当初では敵役として現れ、後に地球寄りの立場を取った巨大帝国である。その前身はあのガミラス帝国、マゼラン雲より拠点を移したデスラー総統の手による覇権国家。 その理念は武力による銀河統一を果たすことでの平和の実…

ヤマトⅢ 作品の概要考察

理念や道徳、矜持で戦うのがヤマトである。 その意味ではこのヤマトⅢというシリーズはそれが前面に出た作品である。一方で、どうにも製作陣の機微な部分でのつばぜり合い――これもまた新旧ヤマト作品にありがちな傾向。このヤマトⅢもまた、製作陣が取っ散らか…

円形砲艦ノブゴロド/キエフ――特殊戦闘艦――

ノブゴロドと言えば一部の海軍オタクには有名な戦闘艦である。ポポフ提督によって設計された、虚実ないまぜのよくわからない艦ではあるが、だからこそ見た目以上の興味を引かれる戦闘艦。 何で取り上げるかと言えば、見てわかる通り暗黒星団帝国の艦艇に近い…

ネルソン級戦艦――英国一、最良で最大の問題児――

ネルソン級戦艦は大英帝国海軍が建造した唯一の16インチ(40.6センチ)砲艦である。また、ワシントン海軍軍縮条約の下に建造された条約型戦艦でもある。この特異な来歴と共に、その特異なヴィジュアルが海軍ファンのみならずその目を引いた。 形状としては宇…

護衛戦艦 ノーウィック――垂直離陸式戦艦――

何とソ連の戦艦である。ヤマトⅢに登場したこの護衛戦艦ノーウィックは、そのおよそ戦艦らしからぬ特異な見た目と塗装と立ち位置でファンの目を引いた不明な地球戦艦である。 ――データ―― 艦名: ノーウィック 類別:戦艦/艦級名不明 全長:不明 全幅:不明 主…

護衛戦艦 ビスマルク――黒い巨艦――

護衛戦艦ビスマルクはヤマトⅢどころか全地球防衛艦隊史上唯一に近いブラックなカラーリングで目を引く特殊な戦艦である。さらに言えばほぼ全ての武装を隠顕式にした唯一の戦艦である。このほとんど全てが不明な戦艦を考察したい。 ――データ―― 艦名:ビスマル…

護衛戦艦 アリゾナ――過武装戦艦――

護衛戦艦アリゾナはヤマトⅢに登場した地球軍艦艇である。 威風堂々な見た目と共に、あの出渕氏がデザイナーを務めた事で若干過剰気味に高い評価を受けている戦艦。この艦の真価を誰もまともに批判的に見ていないので私が思いっきり批判的な目で考察しましょ…

護衛戦艦 プリンス・オブ・ウェールズ――ネルソン級の後継艦――

護衛戦艦〈プリンス・オブ・ウェールズ〉はヤマトⅢに登場した地球戦艦の一隻である。僚艦たる〈アリゾナ〉らと同様の“ワンオフ戦艦”といえ、その見た目の特殊さゆえにファンの妄想を様々に書き立てた。 ――データ―― 艦名:プリンス・オブ・ウェールズ 類別:…

ヤマト世界のネーミングセンス

宇宙戦艦ヤマトのある意味、驚異的な点はそのネーミングセンスであろう。凄く悪い意味で……。シリーズ全般及び、旧作の一部製作陣が参加した2199で遺憾なく発揮された数々の名称。刷新された2202のド直球な姿勢。 驚くほど安直なネーミング、安直だが効果的な…

こいつはスゲぇエピソードTOP3(ヤマトよ永遠に)

ヤマトよ永遠に、にも素晴らしいシーンはいくつもある。今回は考察というより、ピックアップしたスゲェシーンがいかにスゲェか、という事を紹介したいと思う。 第3位:「私は敵を打ち破る為に艦長に就任した」 イカルス天文台での、初めて山南艦長が登場した…

そりゃねぇだろエピソードTOP3(ヤマトよ永遠に)

散々な内容の多いヤマトよ永遠にである。よかったシーン、感心できるシーンもあるが、散々なシーンは非常に多い。散々な中でも、どう考えてもいらねぇ、ひどいエピソードをピックアップしたいと思う。 第3位:ヤマト秘匿 そもそも論として、必要ない。全く必…

登場人物考察 暗黒星団帝国

暗黒星団帝国は割に多彩な人材を持つ国である……見た目だけは。ところが、その大部分は不明な事ばかりだ。そのため、今回は分かる範囲で出来るだけ深く考察したいと思う。判る範囲で。 新たなる旅立ちにのみ登場――国家元首級―― 氏名:グレートエンペラー(本…